シャトー・モンペラとは?『神の雫』で有名になったボルドーワイン

シャトー・モンペラとは?『神の雫』で有名になったボルドーワイン ワイン

シャトー・モンペラ(Château Mont-Pérat)とは、フランス・ボルドー地方の右岸、カピアン村にあるシャトーで、1998年からデスパーニュ家が手がけています。格付けのない地域のワインながら、漫画『神の雫』で2001年ヴィンテージが取り上げられ、主人公がその味わいをロックバンド「クイーン」のライブにたとえたことで、日本で一躍知られるようになりました。手の届きやすい価格で、メルロ主体のふくよかな赤ワインが楽しめるのが魅力です。

シャトー・モンペラの基本

項目 内容
所在地 フランス・ボルドー、ガロンヌ川右岸のカピアン村
地域 プルミエール・コート・ド・ボルドー(ラベルの表示はヴィンテージによって異なる)
畑 粘土石灰質の土壌、約102ヘクタール
品種(赤) メルロ主体に、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン
品種(白) ソーヴィニヨン・ブラン主体に、セミヨン
所有・運営 デスパーニュ家(1998年から)

カピアン村は、ボルドーの街の南東、ガロンヌ川の東側に広がる丘陵地帯にあります。メドックやサン・テミリオンのような有名産地ではありませんが、日当たりのよい斜面と粘土石灰質の土壌を持つ地域です。ボルドー全体の地理についてはボルドーワインの記事にまとめています。

『神の雫』とモンペラ

『神の雫』は、亜樹直さん原作、オキモト・シュウさん作画によるワインをテーマにした漫画です。主人公の神咲雫がワインを味わい、その印象を音楽や絵画、風景にたとえて語る表現が話題になり、作品に登場したワインが売り切れるほどの影響力を持ちました。

シャトー・モンペラの2001年ヴィンテージは、連載の早い段階で登場しました。有名なシャトーではない無名に近いボルドーワインを、雫がクイーンのライブを思わせると表現した場面は、作品を代表するエピソードのひとつとして知られています。この場面をきっかけに、日本にあったモンペラはすぐに売り切れたと伝えられ、アジアの他の地域でも販売が急に伸びたことが海外の報道で紹介されました。作品について詳しくは『神の雫』の記事をどうぞ。

デスパーニュ家について

モンペラを手がけるデスパーニュ家は、ボルドーの右岸、アントル・ドゥー・メール地域を中心にいくつものシャトーを営む一家で、200年以上にわたってワイン造りに携わってきたと紹介されています。モンペラは1998年に一家のもとに入り、現在は一族のティボー・デスパーニュ氏が運営の中心を担っています。

格付けや有名なアペラシオンの名前に頼らず、畑の手入れと醸造の工夫で品質を高めることで評価を得てきた点が、デスパーニュ家のワインの特徴です。

モンペラの味わい

モンペラの赤は、メルロを主体にカベルネ・フランとカベルネ・ソーヴィニヨンを合わせて造られます。プラムやブラックチェリーのような熟した果実の香りに、樽由来のバニラやチョコレートのようなニュアンスが重なり、なめらかな口当たりとふくよかな果実味を持つワインとして語られます。

力強さと親しみやすさを兼ね備えたスタイルで、若いうちから楽しめるのもモンペラの魅力です。ボトルに入っている期間が長くなると、果実味が落ち着いて、より複雑な香りが出てきます。主体となる品種についてはメルロの記事を参考にしてください。

白ワインもある

モンペラには赤だけでなく白ワインもあります。ソーヴィニヨン・ブランを主体にセミヨンを合わせた辛口の白で、柑橘や白い花のような爽やかな香りと、セミヨン由来のまろやかさを持つのが特徴です。

ワイン 品種 合わせたい料理
モンペラ(赤) メルロ主体、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン ハンバーグ、ビーフシチュー、焼き肉、チーズ
モンペラ(白) ソーヴィニヨン・ブラン主体、セミヨン 白身魚のソテー、鶏肉のハーブ焼き、サラダ

選び方と楽しみ方

モンペラは、ボルドーの格付けシャトーに比べて手に取りやすい価格帯のワインです。『神の雫』のファンへの贈り物や、作品の場面を思い浮かべながら楽しむワインとしても人気があります。

  • 作品で登場した2001年ヴィンテージは、すでに市場で見つけるのが難しい。現行のヴィンテージで気軽に試すのがおすすめ
  • 赤は16〜18℃くらい、白は8〜10℃くらいが目安(ワインの適温)
  • 漫画好きの友人への手土産には、作品の話題と一緒に渡すと盛り上がる

赤は、ハンバーグやすき焼き、ビーフシチューなど、家庭の肉料理と合わせやすいワインです。手ごろでおいしいボルドーを探している人にも向いています。ほかのおすすめは安くておいしいワインの記事にまとめています。

まとめ

シャトー・モンペラは、ボルドー右岸のカピアン村にあり、1998年からデスパーニュ家が手がけるシャトーです。『神の雫』で2001年ヴィンテージがクイーンのライブにたとえられたことで日本で有名になり、メルロ主体のふくよかな赤と、ソーヴィニヨン・ブラン主体の白を造っています。手に取りやすい価格で楽しめる、物語のあるボルドーワインです。

※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。

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