アルパカワインとは、チリのワイナリー、サンタ・ヘレナが造り、日本ではアサヒビールが販売しているデイリーワイン「サンタ・ヘレナ・アルパカ」のことです。アルパカのシルエットを描いたラベルが目印で、手頃な価格と品種の多さから、日本の輸入ワインの中でもよく売れているブランドのひとつです。
スーパーやコンビニの棚で見かけて、どれを選べばよいか迷う人も多いはずです。ここでは、造り手のこと、ラインナップの違い、味わいと料理の合わせ方を順に整理します。
サンタ・ヘレナ・アルパカとは
正式な商品名は「サンタ・ヘレナ・アルパカ」で、頭に造り手の名前、後ろにブランド名が付いています。日本では「アルパカ」「アルパカワイン」と呼ばれることが多く、アサヒビールが2012年から販売しています。
アサヒビールは、アルパカのシルエットを使った親しみやすいラベルと、手頃な価格で本格的な味わいが楽しめることをブランドの特徴として挙げています。アルパカは南米アンデスの高地で飼われてきた動物で、南米のワインであることが一目で伝わるデザインといえます。
アサヒビールの案内では、2024年1〜12月の調査(インテージSRI+)で、輸入スティルワイン市場の売上金額No.1とされています。スティルワインとは泡のないワインのことで、スパークリングワインを除いた輸入ワインの中で、もっとも売上の大きいブランドだったということです。
造り手サンタ・ヘレナについて
サンタ・ヘレナは1942年に創業したチリのワイナリーです。もともとは輸出向けのワインブランドとして始まり、2002年にはコルチャグア・ヴァレーで畑と醸造設備を取得して、自社でのワイン造りを広げてきました。
手頃な価格で品質のよいワインを、世界の幅広い人に届けることを大切にしている造り手で、日本では何よりアルパカのブランドで知られています。アルパカのワインの多くには、産地としてチリのセントラル・ヴァレーが表示されています。セントラル・ヴァレーは首都サンティアゴの南に広がる大きな産地で、チリのワインの多くがここで造られています。
アルパカの主なラインナップ
アルパカの強みは、品種やスタイルの選択肢が多いことです。アサヒビールのブランドページに載っている主な商品を、タイプ別にまとめると次のとおりです。
| タイプ | 主な商品 |
|---|---|
| 赤ワイン | カベルネ・メルロー、シラー、カルメネール、ピノ・ノワール、スペシャル・ブレンド・レッド |
| 白ワイン | ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ・セミヨン、スペシャル・ブレンド・ホワイト |
| ロゼ | ロゼ |
| スパークリング | スパークリング・ブリュット、スパークリング・ロゼ |
| プレミアム | プレミアム・カベルネ・ソーヴィニヨン、プレミアム・ピノ・ノワール、プレミアム・シャルドネ |
| サングリア | サングリア、サングリア・ホワイト |
サングリアは2025年に初めてブランドに加わったタイプです。品ぞろえは時期によって入れ替わるので、購入時はラベルの表記で確かめてください。
スペシャル・ブレンドとプレミアム
スペシャル・ブレンドは、品種名ではなくブレンドで味わいを組み立てたシリーズです。プレミアムは定番より一段上の位置づけで、より凝縮感のある味わいを狙ったものです。同じ品種でも定番とプレミアムを比べると、果実味の厚みや余韻の違いがわかりやすくなります。
品種ごとの味わいの目安
チリは日照に恵まれ、昼夜の寒暖差が大きい産地が多いため、果実味がはっきりしたワインになりやすい国です。アルパカもその特徴が素直に出たスタイルで、ワインに慣れていない人でも味の方向をつかみやすいのが魅力です。
- カベルネ・メルロー:アルパカの赤の代表格。カベルネ・ソーヴィニヨンのしっかりした骨格に、メルローの丸みを合わせたバランス型
- シラー:黒い果実とスパイスの香り。焼いた肉やスパイスの効いた料理に
- カルメネール:チリを代表する品種。熟した果実の香りにハーブのようなニュアンス
- ピノ・ノワール:渋みが穏やかで軽やか。鶏肉やきのこ料理、和食にも合わせやすい
- ソーヴィニヨン・ブラン:柑橘やハーブの爽やかな香りで、すっきりした辛口
- シャルドネ・セミヨン:シャルドネのふくよかさに、セミヨンのまろやかさを合わせた白
品種そのものについて詳しく知りたいときは、カルメネールやピノ・ノワールの記事も参考にしてください。
アルパカの楽しみ方と料理の合わせ方
アルパカは毎日の食卓で気軽に開けることを想定したワインなので、難しく考えずに、普段の料理と合わせるのがいちばんです。赤ならハンバーグや焼き肉、ミートソースのパスタ、白なら魚のムニエルやサラダ、鶏のソテーといった家庭の定番料理とよく合います。
スパークリングは乾杯や揚げ物に、ロゼは和洋どちらの料理にも寄り添いやすいので、何を作るか決めきれない日の一本に向いています。サングリアは果実の風味を加えたタイプなので、よく冷やして食前や暑い日に楽しむのに向いています。
開けたワインは栓をして冷蔵庫に入れ、数日のうちに飲み切るのが目安です。保存のコツはワインの保存の記事でまとめています。手頃なワインの選び方全般は安くて美味しいワインの記事もあわせてどうぞ。
まとめ
アルパカワインは、1942年創業のチリのワイナリー、サンタ・ヘレナが造り、アサヒビールが2012年から日本で販売している「サンタ・ヘレナ・アルパカ」のことです。アルパカのラベルと手頃な価格で親しまれ、輸入スティルワインの売上金額でNo.1とされるほどの人気ブランドになっています。
赤・白・ロゼ・スパークリング・サングリアまで選択肢が多く、品種ごとの違いもつかみやすいのが魅力です。まずは定番のカベルネ・メルローやソーヴィニヨン・ブランから試し、好みの方向が見えてきたらプレミアムや別の品種へ広げてみてください。
※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。



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