クロード・デュガ(Domaine Claude Dugat)とは、フランス・ブルゴーニュ地方コート・ド・ニュイのジュヴレ・シャンベルタン村に拠点を置く、家族経営のドメーヌ(ブドウ栽培から醸造まで行う生産者)です。畑は約6ヘクタールと小さく、グリオット・シャンベルタンやシャルム・シャンベルタンなどの特級畑を含むピノ・ノワールの赤ワインを造っています。生産量が少なく、ブルゴーニュ好きの間で入手の難しい造り手として知られています。
クロード・デュガの基本
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | フランス・ブルゴーニュ、ジュヴレ・シャンベルタン村 |
| 畑の面積 | 約6ヘクタール(うち約半分が自社所有、残りは借りて自ら耕作) |
| 品種 | ピノ・ノワール |
| 運営 | 長くクロード・デュガ氏が率い、現在は息子のベルトラン氏ら3人の子どもたちが継いでいる |
| 栽培 | 環境に配慮した栽培。ビオディナミも試みている |
ジュヴレ・シャンベルタンは、ブルゴーニュの中でも特級畑の数が多い村で、力強く骨格のある赤ワインの産地として知られています。ブルゴーニュ全体についてはブルゴーニュワインの記事にまとめています。
ジュヴレ・シャンベルタン村とは
クロード・デュガの本拠地ジュヴレ・シャンベルタン村は、コート・ド・ニュイの北部にあり、9つの特級畑と26の一級畑を持つ、ブルゴーニュでも屈指の銘醸村です。村の名前の一部になっている特級畑シャンベルタンは、ナポレオンが好んだワインとしても語られます。
特級畑の多くは、シャンベルタンの名前を後ろに付けた「〇〇・シャンベルタン」という名前を持ちます。クロード・デュガが所有するグリオット、シャルム、シャペルも、すべてこのシャンベルタン系の特級畑です。それぞれ土壌や斜面の向きが少しずつ異なり、同じ造り手のワインを並べると、畑ごとの個性の違いが感じられると言われます。
所有する畑とワイン
クロード・デュガは、地方名のブルゴーニュ・ルージュから、村名のジュヴレ・シャンベルタン、一級畑、特級畑まで、ブルゴーニュの格付けのすべての段階のワインを造っています。どれも同じ小さな畑の集まりから生まれ、同じ醸造所で仕込まれます。
| 格付け | ワイン | ひとこと |
|---|---|---|
| 特級 | グリオット・シャンベルタン | 約0.16ヘクタールの小さな区画。円形劇場のような窪地にある畑 |
| 特級 | シャルム・シャンベルタン | 約0.31ヘクタール |
| 特級 | シャペル・シャンベルタン | やせた土壌の畑 |
| 一級 | ラヴォー・サン・ジャック など | 村の北側にある評価の高い一級畑 |
| 村名 | ジュヴレ・シャンベルタン | ドメーヌのスタイルを知る基本の一本 |
| 地方名 | ブルゴーニュ・ルージュ | 手に取りやすい入り口 |
なかでもグリオット・シャンベルタンは、特級畑全体でも3ヘクタールに満たない小さな畑で、所有者も限られています。クロード・デュガの区画はその中でもさらに小さく、生産本数はごくわずかです。
味わいの特徴
クロード・デュガのワインは、ジュヴレ・シャンベルタンらしい黒い果実の濃さと、しっかりした骨格を持ちながら、果実味が豊かで密度の高いスタイルとして評価されています。若いうちから果実の力強さを感じられる一方、上級のワインは熟成によってさらに複雑さを増すと言われます。品種の特徴はピノ・ノワールの記事を参考にしてください。
選び方と楽しみ方
クロード・デュガのワインは生産量が少なく、特級畑のものは特に入手が難しく、高価です。はじめて試すなら、ブルゴーニュ・ルージュや村名のジュヴレ・シャンベルタンから入るのが現実的でしょう。ブルゴーニュは年ごとの差が大きいので、ヴィンテージの評判もあわせて確認すると安心です(ヴィンテージワインの記事)。
人気の造り手のワインは、保管状態が品質を大きく左右します。来歴のはっきりした正規輸入品や、信頼できる販売店で選ぶようにしましょう。料理は、鴨のローストや牛肉の赤ワイン煮込み、きのこを使った料理などがよく合います。
まとめ
クロード・デュガは、ジュヴレ・シャンベルタン村に拠点を置く約6ヘクタールの家族経営のドメーヌで、現在はベルトラン氏ら3人の子どもたちが受け継いでいます。グリオット、シャルム、シャペルの3つのシャンベルタン系特級畑を含む、果実味豊かで骨格のあるピノ・ノワールを造っています。まずはブルゴーニュ・ルージュや村名ワインから、そのスタイルに触れてみてください。
※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。



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