カルロロッシとは?名前の由来と種類・味わい、日本向けの特徴

カルロロッシとは?名前の由来と種類・味わい、日本向けの特徴 ワイン

カルロ ロッシとは、アメリカ・カリフォルニアのE.&J.ガロ ワイナリーが手がけるワインのブランドで、日本ではサントリーが販売しています。日本では720mlのペットボトルや3Lのバッグ・イン・ボックスなど、扱いやすい容器で売られており、気軽に楽しめる「うちのハウスワイン」として親しまれています。

大きなボトルや箱入りのイメージが強い一方で、どんな造り手のワインなのか、名前の由来は何なのかは意外と知られていません。ここでは、ブランドの成り立ち、日本で買える商品の種類、味わいと楽しみ方をまとめます。

カルロ ロッシの造り手E.&J.ガロ

カルロ ロッシを造るE.&J.ガロ ワイナリーは、アーネスト・ガロとジュリオ・ガロの兄弟が1933年に創業したワイン会社です。アメリカで禁酒法が廃止された年に、わずかな資金から事業を始めました。本拠地はカリフォルニア州のモデストです。

その後、ガロはアメリカ最大の家族経営ワイナリーと呼ばれる規模に成長し、カリフォルニアワインを世界に広める役割も果たしてきました。カルロ ロッシはその中でも、毎日気軽に飲めるワインとして位置づけられてきたブランドです。

名前の由来とブランドの歴史

日本の販売元サントリーの説明によると、カルロ ロッシの名前は、ラベルのメダルに描かれている実在の人物、カルロ・ロッシ氏に由来します。ロッシ氏は創業者のひとりアーネスト・ガロとともに働いたセールスマンで、かつてはアメリカのテレビCMにも自ら登場していました。

ブランドの前身は、1960年代に出た手頃なワイン「レッド・マウンテン」とされています。その後1970年代半ばにカルロ ロッシの名前で売り出され、アメリカでは指に引っかけて持てる取っ手付きの大きなガラス瓶(ジャグ)で知られるようになりました。ブランドの始まりの年は資料によって1974年、1975年と表記が分かれますが、いずれにしても半世紀ほどの歴史をもつブランドです。

日本のカルロ ロッシの特徴

日本のカルロ ロッシには、アメリカとは違う独自の工夫がいくつかあります。

国内ボトリングとペットボトル

サントリーは2016年に、カルロ ロッシの国内ボトリングを始めました。ワインを大型の専用バッグに入れて船で運び、日本で瓶詰めする方法です。輸送中にワインが酸素に触れる割合を下げられ、詰めてから店に並ぶまでの時間も短くなるため、ブランドの持ち味であるフレッシュでフルーティな味わいを保ちやすいと説明されています。

このとき720mlの容器にペットボトルを採用したのも特徴です。軽くて割れにくく、捨てるときも扱いやすいので、日常づかいのワインとして使い勝手のよい形になっています。

ぶどうの産地の変更

日本向けのカルロ ロッシは、中身を日本人の好みに合わせて見直してきました。2018年には使うぶどうをカリフォルニア産からオーストラリア産に切り替え、2024年10月からは再びカリフォルニア産のぶどうに戻しています。2024年の見直しでは、渋みを抑えて果実の甘みを感じやすくし、よりフルーティで飲みやすい味わいを目指したと案内されています。

日本で買える主な種類

定番は赤・白・ロゼ・ダークの4種類です。2024年のリニューアル時点の情報をもとに整理すると、次のようになります。

種類 タイプ アルコール度数
レッド 軽やかな赤 12%
ダーク コクのある赤 12.5%
ホワイト すっきりした白 10.5%
ロゼ やや甘口のロゼ 10.5%

容量は720mlのペットボトル、3Lのバッグ・イン・ボックス、250mlの小瓶があり、小瓶はレッド・ホワイト・ロゼの3種類です。一人で少しだけ飲みたいときは小瓶、料理にもたっぷり使いたい家庭や集まりには3Lの箱、と使い分けられます。

このほか、氷を入れたグラスで飲むことを想定した「カルロ ロッシ ICE」のシリーズも出ています。品ぞろえは時期によって変わるので、購入時は店頭や販売元の案内で確かめてください。

カルロ ロッシの楽しみ方

カルロ ロッシは、肩ひじ張らずに毎日の食卓で飲むためのワインです。レッドはパスタやピザ、ハンバーグといった洋食に、ダークは焼き肉や煮込みなど味の濃い料理に合わせやすい赤です。ホワイトは魚介のフライやサラダ、ロゼは和食や中華にも寄り添いやすい一本です。

量が多い3Lの箱は、注ぎ口から少しずつ出す形なので、開けてからもワインが空気に触れにくい作りになっています。それでも開けたあとは冷暗所や冷蔵庫に置き、早めに飲み切るのが安心です。開封後の扱いはワインの保存の記事も参考にしてください。

手頃なワインなので、煮込み料理やソースに使う料理用ワインとしても便利です。トマトソースのパスタに赤を少し加えると、コクが出て味がまとまります。お店で出てくるハウスワインの考え方はハウスワインの記事で、手頃でおいしいワインの選び方は安くて美味しいワインの記事でまとめています。

まとめ

カルロ ロッシは、1933年創業のカリフォルニアのE.&J.ガロ ワイナリーが手がけるブランドで、名前はガロで働いたセールスマン、カルロ・ロッシ氏に由来すると説明されています。日本ではサントリーが販売し、2016年からは国内ボトリングとペットボトルを取り入れ、2024年からはカリフォルニア産のぶどうで造られています。

赤・白・ロゼ・ダークの4種類を、小瓶から3Lの箱まで用途に合わせて選べるのが魅力です。飲むのはもちろん、料理にも気兼ねなく使える「うちのハウスワイン」として、食卓に一本置いておくと重宝します。

※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。

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