パスコの食パン「超熟」とは?特徴と種類、Pascoの名前の由来

パスコの食パン「超熟」とは?特徴と種類、Pascoの名前の由来 パン

パスコ(Pasco)の食パンといえば、1998年に発売された「超熟」が代表格です。Pascoは名古屋に本社を置く敷島製パン株式会社のブランドで、超熟は「余計なものを入れず、必要なものでつくる」という考え方で作られた、ほんのり甘くしっとりした食パンです。ここでは会社とブランドの成り立ち、超熟の特徴とラインアップ、おいしい食べ方を紹介します。

Pasco(敷島製パン)とは

敷島製パンは、1920年(大正9年)に名古屋で創業したパンメーカーです。創業者の盛田善平は、1918年の米騒動で食糧難が深刻になったことをきっかけに、米に代わる主食としてパンの製造を志したと伝えられています。創業にあたっては、ドイツ人のパン技術者ハインリッヒ・フロインドリーブを迎え、本格的なパンづくりを始めました。

社名の「敷島」は、創業者が尊敬した江戸時代の国学者・本居宣長の和歌「敷島の大和心を人問はば朝日に匂ふ山桜花」に由来すると、同社は説明しています。現在、敷島製パンは日本の大手製パンメーカーのひとつに数えられています。

「Pasco」の名前の由来

ブランド名の「Pasco」は、「Pan Shikishima Company」の頭文字を組み合わせた造語です。東京への進出にあわせて考えられた名前といわれています。ちなみに「敷島」は日本を意味する古い言葉で、Pascoのマークの桜には「広く日本にパン食を広めたい」という思いが込められていると、同社は紹介しています。いまでは商品のパッケージやCMで「Pasco」の名前が広く知られています。

食パン「超熟」の特徴

超熟は1998年に発売された食パンで、Pascoの看板商品です。メーカーは「ほんのり甘く、もっちり、しっとりとしてサラッとした口どけ」と表現しており、そのままでも焼いてもおいしい食パンとして作られています。

製法は、メーカーが「超熟製法」と呼ぶ独自のものです。小麦粉の一部を熱湯でこねる「湯種(ゆだね)」を取り入れた製法として知られ、湯種を使うと生地がたくさん水分を抱えられるため、もっちり、しっとりした食感になりやすいのが特徴です。

原材料は「本当に必要なものでつくる」というコンセプトのもと、シンプルな構成になっています。かつてパッケージには「イーストフード・乳化剤不使用」と書かれていましたが、2019年から、業界団体の自主基準に従ってこの強調表示をやめました。メーカーは、添加物が安全でないかのような誤解を与えないためと説明しており、配合自体は変えていないとしています。原材料欄に記載がなければ使用していない、という扱いです。

超熟シリーズの食パン

超熟には、定番の角食パンのほかにも、いくつかの種類があります。2026年時点で公式サイトに掲載されている食パン系の主なものは次のとおりです(地域や時期によって取り扱いが違うことがあります)。

商品 特徴 向いている食べ方
超熟 角型の定番。しっとり、ほんのり甘い トースト、サンドイッチ
超熟 山型 ふたをせずに焼いた山型。トーストすると表面がさっくり トースト
超熟 国産小麦 国産小麦を100%使用 そのまま、トースト
超熟 ライ麦入り ライ麦の粒感と香りがアクセント チーズやハムのサンド
超熟 ロール 小ぶりのロールパン ホットドッグ、サンドイッチ
超熟 イングリッシュマフィン もっちりした食感のマフィン エッグマフィン、トースト

枚数は、同じ商品でも4枚切り・5枚切り・6枚切り・8枚切りなどが用意されていることが多く、トーストなら厚め、サンドイッチなら薄めと使い分けられます。食パンの「1斤」の決まりについてはパン1斤は何グラム?で詳しく説明しています。

超熟をおいしく食べるコツ

超熟は、焼かずにそのまま食べてもしっとり感と甘みが楽しめるように作られています。まずは何も塗らずに一口食べてみると、パンそのものの味がわかります。

  • トースト:表面はさっくり、中はもっちり。バターだけでも十分においしい
  • サンドイッチ:8枚切りなど薄めのものに、卵やハム、野菜を挟む。しっとりしているので耳付きでも食べやすい
  • フレンチトースト:厚めの4〜5枚切りに卵液をしみこませて焼く
  • ホットドッグ:超熟ロールにソーセージを挟む(ホットドッグパンの記事も参考に)

超熟 ロールにボイルしたソーセージとキャベツを挟めば、手軽な朝ごはんになります。

保存と食べきれないときの工夫

袋入りの食パンには消費期限が表示されています。開封後は袋の口をしっかり閉じ、直射日光や高温を避けて常温で保存し、期限内に食べきるのが基本です。冷蔵庫に入れると、でんぷんが硬くなりやすくパサつく原因になります。

期限内に食べきれないときは、1枚ずつラップで包み、冷凍用の袋に入れて冷凍しておくのがおすすめです。凍ったままトースターで焼けば、手間なく食べられます。詳しいやり方はパンの冷凍保存で紹介しています。

まとめ

Pascoは、1920年に名古屋で創業した敷島製パンのブランドで、名前は「Pan Shikishima Company」に由来します。代表商品の超熟は1998年発売の食パンで、湯種を取り入れた独自の製法による、しっとり・もっちりした食感とほんのりした甘さが特徴です。角型・山型・国産小麦・ライ麦入りなど種類があるので、トーストかサンドイッチかなど、食べ方に合わせて選んでみてください。

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