リスドォルとは?日清製粉のフランスパン用準強力粉の特徴と使い方

リスドォルとは?日清製粉のフランスパン用準強力粉の特徴と使い方 パン

リスドォルとは、日清製粉が作っているフランスパン用の小麦粉で、たんぱく質の量が強力粉と中力粉の間にある「準強力粉」にあたります。メーカーの公表値は灰分0.45%、たんぱく質10.7%で、パン屋で広く使われているほか、製菓材料店などで小分けにしたものが家庭向けにも売られています。

リスドォルの基本情報

日清製粉はリスドォルを、伝統的なフランスパンの味と香りを追求したフランスパン用粉と説明しています。十分に発酵させることで、豊かな風味と味わいをもつフランスパンが作れるとしています。

項目 内容
メーカー 日清製粉
種類 フランスパン用粉(準強力粉)
灰分 0.45%
たんぱく質(粗蛋白) 10.7%
原材料 小麦粉、粉末麦芽
主な用途 フランスパン、ハードロール、クロワッサン、デニッシュペストリーなど

灰分とたんぱく質の値は、原料の小麦の品質によって変わることがあると注記されています。名前の表記は、日清製粉の製品情報では「リスドオル」となっていて、販売店では「リスドォル」と書かれることも多く、どちらも同じ粉を指します。フランス語の「lys d’or」は「金色のユリ」という意味の言葉です。

リスドォルの特徴

フランスパンに向くたんぱく質の量

たんぱく質10.7%は、食パン用の強力粉より少なめです。グルテンがほどよく出るので、生地がオーブンの中で適度に広がり、皮は薄くパリッと、中は気泡のある軽い食感に仕上がります。準強力粉という粉の性質について詳しくは準強力粉の記事で説明しています。

粉末麦芽入り

リスドォルの原材料には、小麦粉のほかに粉末麦芽(モルト)が入っています。麦芽には、でんぷんを糖に分解する酵素が含まれていて、砂糖をほとんど使わないフランスパンの生地でも、酵母の発酵や焼き色づきを助ける働きがあります。フランスパンのレシピでモルトエキスを加えることがありますが、麦芽入りの粉を使う場合は、レシピの指示に合わせて量を調整します。

フランスパン以外にも

メーカーはフランスパンのほか、ハードロール、クロワッサン、デニッシュペストリーなどにも使えるとしています。バターを折りこむ生地にも向いているので、1袋あればハード系のパンとクロワッサンの両方に使えます。

日清製粉のほかのフランスパン用粉

日清製粉は、リスドォルのほかにもフランスパン用粉をいくつか出しています。灰分とたんぱく質の公表値を比べると、性格の違いがわかります。

商品名 灰分 たんぱく質 メーカーの示す用途
リスドオル 0.45% 10.7% フランスパン、ハードロール、クロワッサン、デニッシュなど
リスドオル オーブ 0.44% 10.9% ハードロール向け
ソレドォル 0.41% 12.0% フランスパン、ハードロール
エールドオル 0.6% 11.0% ハード系の食事パン、クロワッサンなど
テロワール ピュール 0.53% 9.5% フランスパン、ハードロール、クロワッサン、デニッシュなど

灰分が高い粉ほど小麦の風味が強く、たんぱく質が多い粉ほど生地がしっかりします。リスドォルは、その中でも標準的な位置にある粉といえます(数値は2026年10月時点の日清製粉の製品情報による)。

家庭で使うときのコツ

  • 吸水は強力粉より少なめ:同じレシピで強力粉から置き換える場合、水を少し控えて様子を見る
  • こねすぎない:フランスパンは、こねすぎるとグルテンが強く出て中が詰まる。生地を休ませる時間を取ってのびをよくする
  • 発酵に時間をかける:イーストを少なめにして、低めの温度でゆっくり発酵させると、風味が増す
  • 保存:開封後は袋の口をしっかり閉じ、湿気とにおいを避けて涼しい場所に。小分けにして密閉容器で保存すると使いやすい

家庭用のオーブンでは、プロのオーブンのように蒸気をたっぷり入れられないので、天板を一緒に予熱し、霧吹きで生地に水をかけてから焼くなどの工夫をすると、皮がパリッと仕上がりやすくなります。焼き上げたフランスパンの種類や保存はフランスパン、酵母の選び方は生イーストや天然酵母の記事も参考にしてください。

まとめ

リスドォルは、日清製粉のフランスパン用の準強力粉で、公表値は灰分0.45%、たんぱく質10.7%、原材料は小麦粉と粉末麦芽です。皮がパリッとして中の軽いフランスパンが焼け、クロワッサンなどにも使えます。強力粉より吸水が少なめなので、置き換えるときは水の量を調整してください。

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