ワインパーティーの段取り|宅飲みワイン会の準備と進め方のコツ

ワインパーティーの段取り|宅飲みワイン会の準備と進め方のコツ 内食

家で開くワインパーティー(ワイン会)は、「テーマ」「本数」「出す順番」の3つを先に決めておくと、準備も当日の進行もぐっと楽になります。本数の目安は、750mlのボトル1本でグラス6杯ほど。お酒を楽しむ大人1人あたり半本〜1本を見込んでおけば、まず足りなくなることはありません。この記事では、宅飲みワイン会の段取りを、準備から片付けまで順番に紹介します。

まずはテーマと人数を決める

ワインパーティーを楽しくするコツは、ゆるやかなテーマを決めることです。テーマがあると、ワインを選ぶのも、料理を考えるのも、会話のきっかけを作るのも楽になります。

  • 国や産地で:「イタリアワインの会」「チリワインの会」「日本ワインの会」など
  • 品種で:「ピノ・ノワール飲み比べ」「シャルドネの産地比べ」など
  • 色やタイプで:「泡だけの会」「ロゼの会」など
  • 価格で:「2,000円以下で見つけた美味しいワイン」など、予算をそろえる
  • 季節や行事で:クリスマス、お花見、ボージョレ・ヌーヴォーの解禁日など

人数は、4〜8人くらいだと一つのテーブルで会話がまとまりやすく、ワインもいろいろな種類を少しずつ楽しめます。

招待するときは、日時と終わりの時間の目安、テーマ、持ち物をまとめて伝えておくと、参加者も準備がしやすくなります。料理を用意する場合は、食物アレルギーや苦手な食材がないかも、あらかじめ聞いておくと安心です。

本数と持ち寄りのルール

ワインの本数は、参加者の飲む量や時間によって変わりますが、次の表を目安にするとよいでしょう。

人数 本数の目安(3時間程度) 内訳の例
4人 3〜4本 泡1本、白1本、赤1〜2本
6人 4〜6本 泡1〜2本、白1〜2本、赤2本
8人 6〜8本 泡2本、白2本、赤2〜3本、甘口1本

持ち寄り形式にする場合は、次のようなルールを決めておくと、ワインが偏ったり、予算に差が出すぎたりするのを防げます。

  • テーマと予算の幅を最初に伝える
  • 赤・白・泡のどれを持ってくるか、事前に分担を決める
  • 泡や白はできれば冷やして持ってきてもらう
  • 持ってきたワインについて、ひとこと紹介してもらう

お酒を飲まない人や、車で来る人のために、ノンアルコールワインや炭酸水も用意しておきましょう。ノンアルコールワインの選び方はノンアルコールワインの記事で紹介しています。

そろえておきたい道具

  • ワイングラス:人数分。グラスが足りなければ、参加者に持ってきてもらうか、1人1脚を使い回す。色を変えるときは水で軽くすすぐ
  • ワインオープナー:コルク用。スクリューキャップのワインなら不要
  • 氷水用のバケツ:泡や白を冷やしておくのに使う。大きめのボウルでも代用できる
  • 水とチェイサー用のコップ:ワインと同量くらいの水を飲むと、酔いすぎを防げる
  • ボトルストッパー:飲み残しの泡や白に
  • グラスマーカーやマスキングテープ:自分のグラスがわかるように
  • 紙とペン:気に入ったワインの名前をメモしておくと、あとで買うときに役立つ

オープナーの種類と使い方はワインオープナーの記事で、グラスの選び方はワイングラスの記事で紹介しています。

料理の準備

ワインパーティーの料理は、作りおきできるものや、取り分けやすいものを中心にすると、ホスト役が台所にこもらずにすみます。ワインに合わせやすい料理を、組み合わせの目安とあわせて挙げます。

料理 合わせやすいワイン
生ハム、オリーブ、ナッツ、チーズ どのワインにも。とくに泡
カルパッチョ、マリネ、サラダ 泡、すっきりした白
唐揚げ、フライドポテト、天ぷら 泡、辛口の白
キッシュ、グラタン、クリームパスタ コクのある白、軽い赤
ローストビーフ、ミートローフ、煮込み料理 しっかりした赤
チョコレート、フルーツ、焼き菓子 甘口のワイン

家庭料理なら、アクアパッツァのように大皿で出せる魚介料理も見栄えがして、白ワインとよく合います。

当日の進め方

ワインは、軽いものから重いものへ、辛口から甘口へ、という順番で出すのが基本です。重い赤のあとに繊細な白を飲むと、白の味がわかりにくくなるためです。

  1. 乾杯:スパークリングワイン
  2. 前菜と一緒に:すっきりした白、ロゼ
  3. メインと一緒に:コクのある白、軽い赤から重い赤へ
  4. デザートと一緒に:甘口のワイン

泡と白は冷蔵庫や氷水で冷やしておき、赤は日本の室温では少し温かすぎることが多いので、暑い時期は飲む30分ほど前に冷蔵庫に入れるとちょうどよくなります。ボトルを隠して銘柄や産地を当てる「ブラインドテイスティング」を取り入れると、ワインに詳しくない人も一緒に盛り上がれます。

空腹のままワインを飲むと酔いが回りやすいので、乾杯のあとは早めに軽い料理を出すとよいでしょう。ホストが注いで回るのが大変なら、ボトルをテーブルに置いて各自で注いでもらう形にすると、ホストも会話に加われます。

片付けと飲み残しの扱い

飲み残したワインは、栓をして冷蔵庫に入れれば、数日は楽しめます。泡はスパークリングワイン用のストッパーを使い、1〜2日のうちに飲み切りましょう。風味が落ちてきた赤や白は、煮込み料理やソースに使えます。

空き瓶は自治体の分別ルールに従って出し、コルクは捨て方を確かめておきます。グラスは油汚れがつくと泡立ちや香りが悪くなるので、洗剤を使いすぎず、ぬるま湯でていねいに洗ってから、拭き跡が残らないよう柔らかい布で拭くと長持ちします。

なお、参加者が帰るときに車を運転することがないよう、案内の段階で伝えておくのもホストの大切な役目です。飲みすぎている人がいたら、水をすすめたり、無理に注がないようにしたりと、みんなが気持ちよく帰れるように気を配りましょう。

まとめ

宅飲みのワインパーティーは、テーマ、本数、出す順番を先に決めておくのがコツです。ボトル1本でグラス6杯ほど、大人1人あたり半本〜1本が本数の目安です。持ち寄りならテーマと予算、分担を事前に伝え、グラスやオープナー、冷やすための道具をそろえておきましょう。料理は作りおきできるものを中心にし、軽いワインから重いワインへと進めれば、ホストも参加者もゆっくり楽しめます。

※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。

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