フードデリバリーの配達員は、どの会社でも基本は「個人事業主として業務委託で配達する」働き方です。アプリで登録し、本人確認書類と車両の書類を出し、審査や研修を終えれば配達を始められます。シフトに縛られず、空いた時間にアプリをオンラインにして配達する点は3社とも共通です。違いが出るのは、登録できる人の条件、使える車両、報酬の決まり方、入金のタイミング、事故のときの補償です。
このページでは、ロケットナウ・Uber Eats・出前館の3社について、2026年10月時点で各社の公式サイト・ドライバー向け約款・公式アプリの掲載情報・公式発表で確認できたことだけを早見表にまとめ、詳しい記事へ案内します。「月にいくら稼げるか」は、エリア・時間帯・配達件数・車両で大きく変わり、各社とも公式に保証額を示していないため、このページでは書きません。
フードデリバリー配達員とはどんな仕事か
注文が入ると、配達員向けアプリに配達の依頼が届きます。受けるかどうかを自分で選び、受けたら店で商品を受け取り、注文者のところへ届けて完了です。報酬は「1件ごと」に決まり、配達した件数の分だけ受け取る成果報酬です。時給ではありません。
雇われて働くアルバイトとは違い、配達員は会社と業務委託契約を結ぶ個人事業主です。そのため次のことは自分で用意・管理します。
- 配達に使う車両(自転車・原付・バイク・軽自動車など)と、その保険
- スマートフォン、配達バッグなどの装備
- 事故やけがへの備え(会社の補償制度の範囲を確認したうえで、足りない分は自分で)
- 確定申告などの税金の手続き
車両の選び方は配達に使う車両の選び方、装備は配達員の装備と選び方、税金は配達員の確定申告と税金、保険は配達中の事故と保険で詳しく説明しています。
3社の早見表(2026年10月時点)
各社の公式サイト・ドライバー向け約款・公式アプリの掲載情報で確認できた内容です。「確認できず」は、公開されている公式情報では確かめられなかった項目です。
| 項目 | ロケットナウ | Uber Eats | 出前館 |
|---|---|---|---|
| 契約の形 | 業務委託(運営会社と直接契約する独立ドライバー)。ほかに協力会社に所属するプラスドライバーもある | 業務委託(配達パートナーは個人事業主) | 業務委託(シフトなどの拘束なし) |
| 年齢 | 18歳以上 | 18歳以上 | 18歳以上(高校生不可、上限なし) |
| 外国籍の人 | 公式アプリの説明は「日本国籍をお持ちの方」。公式FAQは在留資格で可とする回答もあり記載がそろわない | 外国籍の人は就労を認める在留資格が必要(対象の在留資格が決まっている) | 日本語で会話できること。外国籍の人の本登録は一時停止中 |
| 使える車両 | 徒歩・自転車・原付・バイク(125cc超)・軽自動車 | 徒歩(一部都市)・自転車・原付・125cc超のバイク・軽自動車 | 自転車・バイク・車 |
| 報酬の決まり方 | 基本料金+(対象注文に)マルチ配達料金・追加料金。受ける前にアプリに表示 | 配達ごとの予定配送料+チップ。所要時間の見込みなどで決まる | 基本報酬400円+ブースト(距離・曜日・時間帯・天候などで上乗せ) |
| 入金 | 毎週(水〜翌火の分を、火曜から3営業日後) | 週単位 | 毎月15日と月末締め、各締め日から5営業日以内 |
| 会社の補償制度 | 公式ページで確認できず | 配達中の対人・対物賠償と、配達パートナー自身のけがへの見舞金制度あり | 募集ページに補償内容の記載はなし。バイク・車は任意保険への加入が条件 |
| 登録の流れ | アプリ「Rocket Now Partner」で登録→安全教育→承認(最大6時間ほど) | Webで登録→書類提出・身元確認→アカウント有効化 | アプリで登録→書類登録(面接なし)→研修動画と確認テスト→アカウント発行 |
項目ごとの細かい違い(書類、ナンバー、禁止されている車両など)は3社の配達員の比較にまとめています。
各社の特徴
ロケットナウ
ロケットナウ(Rocket Now)は、韓国のクーパン(Coupang)の日本法人 CP One Japan 合同会社が運営するフードデリバリーです。2025年1月に東京でサービスを始め、2026年8月7日の公式発表では対象エリアが46都道府県・420都市に広がっています。注文者側は配達料・サービス料が無料という仕組みで利用が伸びています。
配達員は、配達員用アプリ「Rocket Now Partner」で登録します。徒歩から軽自動車まで選べ、承認までは公式FAQで最大6時間ほど。報酬は1件ごとに受ける前に表示され、精算は毎週です。運営会社と直接契約する「独立ドライバー」のほかに、運営会社と契約した協力会社に所属してシフトで配達する「プラスドライバー」という形もあり、こちらは報酬や条件が協力会社との契約で決まります。詳しくはロケットナウ配達員の始め方へ。
Uber Eats
Uber Eats の配達員は「配達パートナー」と呼ばれます。徒歩(一部の都市)から軽自動車まで車両の選択肢が広く、報酬は配達リクエストの画面に「予定配送料」として示され、受けるか断るかを選べます。公式サイトでは、リクエストを断っても評価には影響しないと説明されています。支払いは週単位です。配達中の事故に備えた補償制度が公式に公開されているのも特徴です。詳しくはUber Eats 配達パートナーの始め方へ。
出前館
出前館の業務委託配達員は、報酬の計算式が「基本報酬(400円)+ブースト」と公式に示されています。締め日は毎月15日と月末で、月2回の入金です。応募から最短1日(土日祝日を除く)で配達を始められ、面接はありません。詳しくは出前館の配達員の始め方へ。
始めるまでの流れ
どの会社でも、おおまかな流れは同じです。
- 配達に使う車両を決める(自転車か、原付・バイクか、軽自動車か)
- 会社を選び、公式サイトか配達員用アプリから登録する
- 本人確認書類・顔写真・振込用の口座、車両によっては免許証・自賠責保険・任意保険・ナンバーの写真を出す
- 審査や研修(出前館は研修動画と確認テスト)を終える
- 配達バッグとスマホホルダーを用意して、アプリをオンラインにする
書類の不備や、名義の食い違いでつまずく人が多いので、登録前に手元の書類を確認しておくと早く進みます。手順と初日の流れは登録から初配達までの流れで詳しく説明しています。
どの会社から始めるか
「どこがいちばん稼げるか」は、住んでいる地域でどの会社の注文が多いか、どの時間帯に動けるかで変わり、一概には言えません。選ぶときは次の点で考えると決めやすくなります。
- 自分の地域が対象エリアか(地方では会社によって注文の多さがかなり違います)
- 使いたい車両が登録できるか(たとえば Uber Eats と出前館は、125ccを超えるバイクや車は事業用ナンバーが必要)
- 入金のタイミング(週ごとか、月2回か)
- 事故のときの補償制度があるか、どこまでか
- 報酬の計算式が公開されているか
複数の会社に登録して、注文の多いほうを使い分ける人もいます。出前館は公式サイトで他社との掛け持ちを認めています。やり方と注意点は配達員の掛け持ちへ。配達に慣れてきたら効率よく安全に配達するコツも参考にしてください。
気をつけたいこと
求人サイトや掲示板には、フードデリバリー各社の名前を出した配達員募集が多く出ています。なかには運営会社ではなく、その会社と契約した配達会社や代理店が出している募集もあります。応募する前に「契約の相手はどこか」「報酬は誰が払うのか」「シフトや稼働の条件はあるか」を確かめてください。
また、フル電動自転車や、ペダルが付いていても自走できる電動自転車は、道路交通法上は自転車ではなく原動機付自転車などとして扱われます。Uber Eats は原付としての登録を求め、出前館は禁止車両にしています。電動の車両を使う場合は、登録前に各社の規定を確認してください。
報酬の仕組みや登録条件、キャンペーンは予告なく変わります。応募の前に、必ず各社の公式サイト・配達員用アプリで最新の内容を確認してください。
公式の配達員募集ページ:ロケットナウ/Uber Eats/出前館
まとめ
- フードデリバリー配達員は3社とも業務委託。アプリで登録し、空いた時間に配達できる
- 年齢はどこも18歳以上。車両の条件と、外国籍の人の登録条件は会社で違う
- 報酬は1件ごとの成果報酬。ロケットナウは基本料金+追加料金、Uber Eats は予定配送料+チップ、出前館は基本報酬400円+ブースト(2026年10月時点)
- 入金はロケットナウと Uber Eats が週ごと、出前館が月2回
- 稼げる額は地域・時間帯・件数で大きく変わる。まず自分の地域で注文が多い会社を選ぶ
注文する側としてロケットナウを使ってみたい方は、ロケットナウの使い方・クーポンやフードデリバリーのページもご覧ください。
