Uber Eats の配達員(公式の呼び方は「配達パートナー」)は、Web で登録して書類を出し、アカウントが有効になれば、好きな時間にアプリをオンラインにして配達できる業務委託の仕事です。18歳以上が条件で、徒歩(一部の都市)・自転車・原付・バイク・軽自動車から選べます。報酬は配達ごとの「予定配送料」とチップで、支払いは週単位。配達中の事故に備えた補償制度が公式に公開されています。
このページでは、2026年10月時点で Uber の公式サイト(配達パートナー向けページ・補償制度のページ)で確認できたことだけをまとめます。「1日いくら稼げるか」は公式に示されておらず、エリア・時間帯・件数で大きく変わるため書きません。
登録の条件
- 18歳以上
- 書類はすべて本人のもので、名義がそろっていること
- アカウントは1人1つ。複数作ると無効になる
- 外国籍の人は就労を認める在留資格が必要。新規登録できるのは特別永住者・永住者・日本人の配偶者等・永住者の配偶者等・定住者・特定活動(ワーキングホリデー)。登録の完了には、コンプライアンスセンターで在留カードとパスポートの現物確認が必要
公式サイトによると、28時間の稼働制限がある特定活動の人や、難民申請中の人は登録できません。
使える車両と必要な書類
どの車両でも、身分証明書(運転免許証・マイナンバーカード・パスポートのいずれか、外国籍の人は在留カードなど)、プロフィール写真、口座名義が読めるキャッシュカードが必要です。プロフィール写真は、肩から上の正面で、帽子・サングラス・マスクなしのものです。車両ごとに加えて出すものは次のとおりです。
| 車両 | 追加で必要なもの |
|---|---|
| 徒歩(一部の都市)・自転車 | なし |
| 原付(125cc以下) | 運転免許証、自賠責保険証(本人の氏名入り)、ナンバープレートの写真(車体に付いた状態) |
| 軽二輪(125cc超〜250cc以下) | 運転免許証、自賠責保険証、任意保険または共済の証書、軽自動車届出済証、緑ナンバーの写真 |
| 小型二輪(250cc超) | 運転免許証、自賠責保険証、任意保険または共済の証書、車検証、緑ナンバーの写真 |
| 軽自動車 | 運転免許証、自賠責保険証、任意保険または共済の証書、車検証、黒ナンバー(黄色文字)の写真。2025年4月1日以降に登録する人は、軽自動車安全管理者の講習修了証明書と適性診断票も必要 |
125ccを超えるバイクと軽自動車は、事業用の届出をした車両(事業用ナンバー)でなければ配達できません。公式サイトでも、自家用車での配達は法律で禁止されていると明記されています。保険の期間に切れ目があると、その間は配達できません。
電動の乗り物の注意
電動キックボードなどの「特定小型原動機付自転車」は、Uber Eats では配達車両として登録できません。また、フル電動自転車や、ペダルが付いていても自走できる電動自転車(モペット)は、道路交通法上は原動機付自転車として扱われるため、自転車ではなく原付として登録する必要があります。自転車として登録して実際にはこうした車両を使っていた場合、アカウントが停止されることがあります。法令の基準に合った電動アシスト自転車は自転車です。どれを使うか迷うときは配達に使う車両の選び方を参考にしてください。
登録の流れ
- 公式サイトの登録フォームに必要事項を入力する
- 身元確認に同意し、必要書類をアップロードする
- Uber から届くメールを確認し、アカウントを有効にする(案内が追加で届くことがある)
- ドライバー用アプリかWebのダッシュボードで、報酬を受け取る銀行口座を登録する
口座情報は、銀行の明細に書かれているとおりに、住所・生年月日とあわせて正確に入れます。誤りがあると入金が遅れることがあります。書類の名義の食い違いや、ナンバーの写真の撮り方でつまずく人が多いので、登録から初配達までの流れも確認しておくと安心です。
報酬の仕組み
Uber Eats の報酬は、配達1件ごとの予定配送料と、注文者が払ったチップです。
- 予定配送料は、配達リクエストの画面に表示されます。配達を終えれば、その金額は確実に受け取れます
- 予定配送料は、店での受け取りと届け先までにかかる見込みの時間をもとに計算され、受け取り・届け先の数、交通状況、店での待ち時間、注文の量、稼働中の配達パートナーの数などで決まります
- 実際の時間が見込みより短くても、予定配送料は満額支払われます
- チップはリクエスト画面の金額には含まれず、配達後に加算されます
- 住所の誤りやピンのずれで大きく時間がかかったときは、配送料の再計算を依頼できます(追加の支払いがないこともあります)
リクエストを断っても評価には影響しない、と公式サイトに明記されています。金額と距離を見て、受けるかどうかを自分で決められます。
キャンペーンなどの追加報酬は、時期とエリアで内容が変わり、公式サイトの一般向けページには金額の記載がありません。アプリの案内を確認してください。
Uber Eats Pro(ランク制度)
配達を1件終えるごとに1ポイントがたまり、1か月のポイントでランクが決まる制度です。2026年10月時点の公式ページでは、ゴールドが30ポイント、プラチナが100ポイント、ダイヤモンドが300ポイントです。ランクに応じて、ヘルメットなど安全装備の割引、ガソリン代のキャッシュバック、オンラインの優先サポート(ダイヤモンド)などの特典があります。特典は地域で違い、変わることがあります。
支払いのタイミング
売り上げは週単位で受け取れ、登録した銀行口座に自動で振り込まれます。書類での手続きはいりません。日別・週別の売り上げはドライバー用アプリの「売り上げ」で確認できます。締め日や振込日の細かい日程は公式サイトの一般向けページでは確認できなかったので、アプリかヘルプで確認してください。
事故のときの補償制度
Uber は配達パートナー向けの補償制度を公開しています。事前の申し込みや追加の料金はいりません。2026年10月時点の公式ページの内容の一部です。
- 対人・対物賠償:配達リクエストを受けてから、配達の完了またはキャンセルまでの事故で、他人にけがをさせたり物を壊したりして賠償責任を負ったときに補償(上限あり)
- 配達パートナー自身のけが:配達中と、配達完了後15分以内の事故が対象。医療見舞金は上限50万円、入院・稼働不能見舞金は1日7,500円(上限60日)、ほかに死亡・後遺障害の見舞金など
- 自分の自転車やバイクの損害は対象外
- 自賠責保険や国の労災保険の代わりにはならない
事故にあったら、アプリから報告するか、公式ページに載っている見舞金サポートデスクに連絡します。補償の範囲には限りがあるので、原付・バイク・車で配達するなら任意保険への加入も考えておきましょう。詳しくは配達中の事故と保険へ。
始める前に知っておきたいこと
- 配達パートナーは個人事業主です。確定申告は自分で行います
- 配達バッグやスマホホルダーは自分で用意します
- ほかの会社と掛け持ちする人もいます。注意点は配達員の掛け持ちへ
登録条件・報酬の仕組み・補償の内容は変わることがあります。登録の前に、Uber Eats 公式の配達パートナー登録ページと公式の補償制度のページで最新の内容を確認してください。
まとめ
- Uber Eats の配達パートナーは18歳以上。外国籍の人は対象の在留資格が決まっている
- 徒歩(一部都市)・自転車・原付・バイク・軽自動車で登録でき、125cc超と軽自動車は事業用ナンバーが必要。特定小型原付は登録不可
- 報酬は予定配送料+チップ。予定配送料は受ける前に表示され、断っても評価に影響しない
- 支払いは週単位で自動振込
- 配達中の事故には、事前申し込み不要の補償制度がある(自分の車両の損害は対象外)
ほかの会社との違いは3社の配達員の比較、全体の案内はフードデリバリー配達員の始め方をご覧ください。
